花粉症の倦怠感(だるい)が出るのはなぜ?
花粉症の時期に「体がだるい」「疲れやすい」「眠い」「頭がぼーっとする」と感じることがあります。
倦怠感そのものは花粉症の代表的な症状ではありませんが、鼻づまりによる睡眠不足、くしゃみ・鼻水などの症状による疲労、服用している薬の眠気などが関係することがあります。
ただし、強い倦怠感には感染症や貧血、甲状腺疾患など花粉症以外の原因もあります。症状が強い、長く続く、発熱などを伴う場合は医療機関へ相談してください。
① 鼻づまりによる睡眠不足
花粉症で鼻がつまると、夜に眠りにくくなったり途中で目が覚めたりすることがあります。
睡眠の質が低下すると、翌日に眠気・だるさ・疲労感・集中力低下などを感じやすくなります。
花粉症の鼻づまりを見る② 鼻水・くしゃみなどが続くことによる疲れ
一日中くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが続くと、仕事や勉強に集中しにくくなり、普段より疲れたと感じることがあります。
症状が強い日は無理をせず、休息をとりながら花粉への曝露を減らすことも大切です。
③ 花粉症薬による眠気・だるさ
抗ヒスタミン薬の中には、眠気や注意力低下などが起こるものがあります。
「花粉症だから眠い」と思っていても、服用している薬が影響している可能性があります。現在使っている薬の添付文書を確認し、眠気が強い場合は自己判断で中止・変更せず、医師・薬剤師または登録販売者へ相談してください。
一般用医薬品も製品ごとに使用上の注意が異なるため、PMDAの添付文書などで確認できます。
花粉症の時期にみられる「だるさ」の特徴
花粉症に伴う倦怠感では、次のような状態を感じることがあります。
- 朝から体がだるい
- 日中に眠くなる
- 頭がぼーっとする
- 集中しにくい
- 仕事や勉強が進みにくい
- いつもより疲れやすい
- 鼻づまりで夜よく眠れない
- 薬を飲んだあと眠気が強い
特に鼻づまりが強い場合は、睡眠への影響も確認してみましょう。
頭がぼーっとする・集中できないのはなぜ?
花粉症の時期には、鼻づまりや睡眠不足、症状そのものの負担、薬による眠気などによって、頭がぼーっとする・集中しにくいと感じることがあります。
「花粉症ブレイン」という言葉が使われることもありますが、正式な病名ではありません。
集中力低下を感じる場合は、まず鼻症状や睡眠の状態、服用している薬に眠気の注意がないかを確認しましょう。
花粉症のだるさと風邪・感染症との違い
倦怠感だけで花粉症と風邪などを見分けることはできません。伴う症状も含めて考えることが大切です。
| 特徴 | 花粉症 | 風邪などの感染症 |
|---|---|---|
| 鼻水 | 水っぽい鼻水が多い | みられることがある |
| くしゃみ | 繰り返し出ることがある | みられることがある |
| 目のかゆみ | みられることがある | 通常は主症状ではない |
| 発熱 | 典型的な症状ではない | 伴うことがある |
| だるさ | 睡眠不足や症状・薬の影響などで感じることがある | 全身症状として伴うことがある |
| 時期 | 原因花粉の飛散時期と重なることがある | 季節を問わず起こり得る |
高熱、関節痛、強いのどの痛みなどがある場合は、花粉症だけが原因とは考えず医療機関へ相談してください。
花粉症でだるいときにできる対処法
まず睡眠を確保する
鼻づまりで眠れていない場合は、倦怠感だけを何とかしようとするのではなく、夜の鼻症状への対策が重要です。
寝室に花粉を持ち込まない、寝る前に洗顔・入浴する、室内の乾燥を避けるなどの対策を行いましょう。
花粉への曝露を減らす
花粉を多く浴びると鼻や目の症状が強くなることがあります。外出時はマスクやメガネを活用し、帰宅時には衣類や髪に付着した花粉を室内へ持ち込みにくくする工夫をしましょう。
花粉症対策まとめを見る無理をせず休息をとる
体がだるい日は、睡眠不足や体調不良が重なっている可能性があります。十分な休息と水分補給を心がけましょう。
花粉症薬で眠い・だるい場合
抗ヒスタミン薬は製品によって、眠気や自動車運転などに関する注意事項が異なります。
眠気が仕事や運転、勉強などに影響している場合は、「花粉症だから仕方ない」と我慢せず、薬の見直しについて医師・薬剤師または登録販売者へ相談してください。
- 現在使用している薬の商品名・成分
- 薬を飲んでから眠くなるか
- 添付文書に眠気・運転の注意があるか
- 鼻づまりで夜眠れているか
- 倦怠感が花粉シーズン以外にもあるか
仕事・勉強に集中できないとき
鼻づまりや睡眠不足、眠気によって、仕事や勉強のパフォーマンスが落ちることがあります。アレルギー性鼻炎では、不眠・日中の眠気・集中力低下などが生じることがあります。
仕事や学校に大きな影響が出ている場合は、症状を我慢するだけではなく、花粉症の治療や薬の選択について医療機関へ相談することも検討しましょう。
特に運転や機械操作をする場合は、使用している薬の注意事項を必ず確認してください。
倦怠感が強いときは何科を受診する?
鼻水・鼻づまり・くしゃみなど花粉症症状が強い場合は、耳鼻咽喉科やアレルギー科が受診先の一つです。
一方で、倦怠感が主症状で、花粉シーズンと関係なく続く場合や、発熱・体重減少・動悸など別の症状を伴う場合は、内科への相談も検討してください。
- 強い倦怠感が続く
- 十分寝ても強い眠気・だるさが続く
- 発熱を伴う
- 息苦しさや動悸がある
- 食欲低下や体重減少がある
- 日常生活や仕事に大きな支障がある
- 花粉の時期が終わっても症状が続く
花粉症の倦怠感(だるい)|よくある質問
Q. 花粉症で体がだるくなることはありますか?
花粉症の時期に、だるさや疲れやすさを感じることがあります。鼻づまりによる睡眠不足、鼻水やくしゃみなどの症状による負担、服用している薬の眠気などが関係することがあります。ただし、強い倦怠感には花粉症以外の原因もあるため注意が必要です。
Q. 花粉症で眠くなるのはなぜですか?
鼻づまりなどによって睡眠の質が低下している場合や、使用している抗ヒスタミン薬の副作用として眠気が出ている場合があります。眠気が強い場合は、使用している薬の添付文書を確認し、医師や薬剤師へ相談してください。
Q. 花粉症で頭がぼーっとすることはありますか?
花粉症の時期には、鼻づまりによる睡眠不足や症状そのものの負担、薬による眠気などによって、頭がぼーっとする・集中しにくいと感じることがあります。症状が強い場合は、鼻症状や薬の見直しについて医療機関へ相談してください。
Q. 花粉症で仕事や勉強に集中できなくなることはありますか?
アレルギー性鼻炎では、不眠・日中の眠気・集中力低下などが起こることがあります。鼻づまりが強い、夜よく眠れない、薬を飲むと眠くなるなどの場合は、それぞれへの対策を考えることが大切です。
Q. 花粉症薬を飲むとだるくなることはありますか?
抗ヒスタミン薬の中には眠気や注意力低下などが起こるものがあります。薬によって注意事項は異なるため、添付文書を確認してください。眠気やだるさが強い場合は自己判断で薬を変更せず、医師・薬剤師または登録販売者へ相談してください。
Q. 花粉症のだるさと風邪はどう見分けますか?
だるさだけで見分けることはできません。花粉症では水っぽい鼻水、繰り返すくしゃみ、目のかゆみなどを伴うことがあります。一方、発熱や強い全身症状がある場合は感染症など別の原因も考えられます。
Q. 花粉症のだるさはどのくらい続きますか?
症状の続く期間には個人差があります。花粉への曝露や鼻症状、睡眠状態、使用している薬などによっても変わります。花粉シーズンが終わっても強い倦怠感が続く場合は、花粉症以外の原因について医療機関へ相談してください。
Q. 花粉症で倦怠感が強い場合は何科を受診しますか?
鼻水・鼻づまり・くしゃみなど花粉症症状が中心の場合は耳鼻咽喉科やアレルギー科が受診先の一つです。倦怠感が主症状で長く続く場合や、発熱・動悸などほかの全身症状がある場合は内科への相談も検討してください。
まとめ
花粉症の時期には、鼻づまりによる睡眠不足、鼻水・くしゃみなどによる負担、花粉症薬の眠気などが関係して、だるさ・眠気・集中力低下を感じることがあります。
まずは花粉への曝露を減らし、鼻症状と睡眠環境を整え、使用している薬の眠気に関する注意事項も確認しましょう。
強い倦怠感が続く、発熱や息苦しさなど別の症状を伴う、花粉の時期が終わっても改善しない場合は、花粉症以外の原因も考えて医療機関へ相談してください。