鼻づまり

症状・対策

花粉症の鼻づまり

花粉症の鼻づまりの原因・今すぐできる解消法・市販薬の選び方を紹介します。

花粉症の鼻づまりの原因・解消法・薬の選び方などを紹介します。

花粉症の鼻づまりの原因

花粉症の鼻づまりは、花粉が鼻腔内に入ることでアレルギー反応が起き、鼻腔粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなることで起こります。鼻水・くしゃみと並ぶ三大症状の一つで、特に重症者では完全に塞がることもあります。

鼻水による鼻づまりと異なり、粘膜の腫れによる鼻づまりは鼻をかんでも解消されないのが特徴です。就寝中に悪化して睡眠の質を下げるため、日常生活への影響が大きい症状です。

花粉症による鼻づまりの特徴

花粉症では、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが代表的な鼻症状です。その中でも鼻づまりは、鼻の粘膜がアレルギー反応によって腫れることで起こるため、鼻をかんでもすっきりしないことがあります。

鼻づまりが強くなると鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸が増えることで、のどの乾燥や違和感につながることもあります。また、夜間の鼻づまりによって眠りにくくなったり、睡眠の質が低下したりすることもあります。

鼻水・くしゃみと同時に起こることも多い

花粉症では鼻づまりだけでなく、水のような鼻水や繰り返すくしゃみが同時に現れることがあります。さらに目のかゆみや充血などを伴う場合もあります。

片方だけでなく両方の鼻がつまることもある

左右の鼻が交互につまったり、症状が強いと両方の鼻がつまったように感じたりすることがあります。鼻づまりの程度は花粉の飛散量や体調、時間帯などによって変化することがあります。

今すぐできる解消法

温タオル・蒸気で粘膜を温める

温かいタオルを鼻に当てる、または洗面器に熱湯を入れて蒸気を吸うことで、鼻腔粘膜の血流が改善し腫れが和らぎます。入浴中に鼻づまりが解消されるのと同じ原理です。

鼻うがいで花粉を除去

鼻腔内の花粉・炎症物質を直接洗い流すことで、腫れの原因を取り除きます。生理食塩水(0.9%食塩水)を使った鼻うがいは即効性があり、薬を使わない安全な対策として有効です。

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首・肩のストレッチ

首や肩の筋肉をほぐすことで鼻腔周辺の血流が改善し、一時的に鼻通りが良くなることがあります。就寝前に行うと睡眠中の鼻づまり軽減に効果的です。

花粉症の鼻づまりにはどんな薬が使われる?

花粉症の鼻づまりに使われる薬には、飲み薬の抗ヒスタミン薬や、鼻に直接使用する点鼻薬などがあります。鼻水・くしゃみも強いのか、鼻づまりが中心なのかによって選択肢が変わるため、症状に合わせて選ぶことが大切です。

鼻づまりの薬選びのポイント

「飲み薬ならどれでも同じ」ではありません。鼻症状全体を抑えたいのか、鼻づまりを中心に対策したいのかを考えて選びましょう。市販薬を使用する際は、必ず添付文書の効能・用法・注意事項を確認してください。

① 抗ヒスタミン薬|鼻水・くしゃみも気になる場合

抗ヒスタミン薬は、花粉症による鼻水・くしゃみ・鼻づまりなどの鼻症状に使用される代表的な内服薬です。市販薬では、フェキソフェナジン、エピナスチン、ロラタジンなどを有効成分とする製品があります。

製品によって服用回数や眠気に関する注意事項などが異なるため、仕事や運転の予定なども考慮して選びましょう。

主成分 服用回数 特徴
アレグラFX フェキソフェナジン 1日2回 鼻水・鼻づまり・くしゃみなどのアレルギー性鼻炎症状に使用
アレジオン20 エピナスチン 1日1回 鼻水・鼻づまり・くしゃみなどのアレルギー性鼻炎症状に使用
クラリチンEX ロラタジン 1日1回 鼻水・鼻づまり・くしゃみなどのアレルギー性鼻炎症状に使用

抗ヒスタミン薬は鼻づまりだけを狙う薬ではなく、鼻水やくしゃみを含めたアレルギー性鼻炎の症状全体に使用されます。

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② ステロイド点鼻薬|鼻づまりを含む鼻症状に直接使用

ステロイド点鼻薬は、鼻の粘膜に直接使用してアレルギーによる炎症を抑えるタイプの薬です。花粉症による鼻づまり・鼻水・くしゃみなどに使用されます。

市販薬では、フルチカゾンプロピオン酸エステルを配合した「フルナーゼ点鼻薬<季節性アレルギー専用>」などがあります。点鼻薬は製品ごとに対象年齢・使用回数・使用期間などが異なるため、添付文書を確認して使用してください。

鼻づまりが中心なら点鼻薬も確認

鼻づまりが特につらい場合は、飲み薬だけでなく点鼻薬という選択肢もあります。どのタイプが適しているか分からない場合は、薬剤師や登録販売者へ相談してください。

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③ 血管収縮成分を含む点鼻薬|使用期間に注意

一部の点鼻薬には、鼻粘膜の血管を収縮させることで鼻づまりを一時的に軽くする成分が含まれています。

ただし、このタイプは長期間・頻繁に使用すると、かえって鼻づまりが悪化する「薬剤性鼻炎」につながることがあります。使用できる回数や期間は製品によって異なるため、添付文書を守って使用してください。

鼻づまりがつらいからといって、点鼻薬の使用回数を自己判断で増やさないようにしましょう。使用しても改善しない場合は、医師・薬剤師または登録販売者へ相談してください。

④ 市販薬を使っても鼻づまりが改善しない場合

花粉症の薬を使用しても強い鼻づまりが続く場合は、薬が症状に合っていない場合だけでなく、副鼻腔炎や鼻中隔の問題など、別の原因が関係している可能性もあります。

市販薬を使用しても症状が改善しない、鼻づまりで眠れない、日常生活に大きな支障があるといった場合は、耳鼻咽喉科への受診を検討してください。

夜・寝るときの鼻づまり対策

花粉症の鼻づまりは、夜や就寝時につらく感じることがあります。鼻がつまって眠れない場合は、寝室へ花粉を持ち込まないことと、鼻呼吸をしやすい環境を整えることが大切です。

寝る前に花粉を落とす

帰宅後の衣類や髪には花粉が付着していることがあります。就寝前に入浴や洗顔を行い、寝具へ花粉を持ち込まないようにしましょう。

寝室の花粉対策をする

花粉の飛散が多い時期は窓を長時間開けたままにせず、室内に入り込んだ花粉はこまめな掃除で減らしましょう。空気清浄機を使用する場合は、部屋の広さやフィルター性能なども確認してください。

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鼻づまりが治らないときは?受診の目安

花粉の時期が終わっても鼻づまりが続く場合や、市販薬などを使用しても症状が改善しない場合は、花粉症以外の原因も考えられます。

特に、強い鼻づまりが長く続く、黄色や緑色の鼻水が続く、顔の痛みや圧迫感がある、発熱を伴うなどの場合は、副鼻腔炎など別の病気が隠れている可能性があります。

鼻づまりが強い、長期間改善しない、日常生活や睡眠に大きな影響が出ている場合は、自己判断で市販薬を使い続けず、耳鼻咽喉科などの医療機関へ相談してください。

花粉症の鼻づまり|よくある質問

Q. 花粉症で鼻がつまるのはなぜですか?

花粉が鼻の粘膜に付着するとアレルギー反応が起こり、鼻の粘膜が腫れることで空気の通り道が狭くなります。鼻水がたまっているだけではなく、粘膜そのものが腫れているため、鼻をかんでも鼻づまりが改善しにくいことがあります。

Q. 花粉症の鼻づまりを今すぐ楽にする方法はありますか?

鼻うがいで鼻腔内に付着した花粉を洗い流す、入浴や蒸しタオルなどで鼻周辺を温める、室内を適度に加湿するといった方法があります。ただし、これらは症状を一時的に楽にするための対策であり、強い鼻づまりが続く場合は薬の使用や医療機関への相談も検討してください。

Q. 花粉症で鼻づまりだけがひどくなることはありますか?

あります。花粉症の症状の出方には個人差があり、くしゃみや鼻水よりも鼻づまりが強く出ることがあります。鼻づまりが強いと口呼吸になりやすく、のどの乾燥や睡眠の質の低下につながることもあります。

Q. 夜や寝るときに鼻づまりがひどくなるのはなぜですか?

横になることで鼻の粘膜が腫れやすくなり、日中より鼻づまりを感じることがあります。寝具や室内に付着した花粉の影響を受けることもあります。就寝前に洗顔や鼻うがいを行い、寝室へ花粉を持ち込まないことも対策の一つです。

Q. 花粉症の鼻づまりにはどんな薬が使われますか?

抗ヒスタミン薬や点鼻薬などが使用されます。鼻づまりの程度や、鼻水・くしゃみなどほかの症状によって適した薬は異なります。市販薬を選ぶ場合は効能・用法・注意事項を確認し、迷う場合は医師・薬剤師または登録販売者へ相談してください。

Q. 鼻づまりに市販の点鼻薬を使っても大丈夫ですか?

花粉症の鼻症状を対象とした市販の点鼻薬があります。ただし、点鼻薬は成分によって特徴や使用上の注意が異なります。特に血管収縮成分を含む製品は、使いすぎによってかえって鼻づまりが悪化することがあるため、添付文書に記載された用法・用量や使用期間を守ってください。

Q. 鼻うがいは花粉症の鼻づまりにも使えますか?

鼻うがいは、鼻腔内に付着した花粉やほこりなどを洗い流す方法です。体液に近い濃度の洗浄液を使用し、製品の使用方法に従って行ってください。強い鼻づまりがある場合や、鼻や耳に病気がある場合などは、医師に相談してから行うと安心です。

Q. 花粉症の鼻づまりが治らない場合はどうすればいいですか?

対策や市販薬を使用しても改善しない場合、症状が強い場合、長期間続く場合は耳鼻咽喉科を受診してください。副鼻腔炎や鼻中隔の問題など、花粉症以外の原因で鼻づまりが起きている可能性もあります。

まとめ

花粉症の鼻づまりは粘膜の腫れが原因のため、鼻をかんでも解消されません。温タオル・鼻うがいで即効対策しつつ、アレジオン等の適切な市販薬で根本原因に対処することが効果的です。