花粉症と毎日の食生活
花粉症と食事・腸内環境
花粉症と食事の関係を、発酵食品・食物繊維・乳酸菌・ビタミンDなどからわかりやすく整理します。
花粉症と食事の関係を食品・乳酸菌・ビタミンDなどから解説
花粉症と食事は関係ある?
結論からいうと、特定の食べ物だけで花粉症を治療できるとはいえません。一方で、腸内細菌や免疫、ビタミンD、乳酸菌などとアレルギーの関係については研究が行われています。
大切なのは、「花粉症に効く食べ物」を一つ探すことではなく、毎日の食事を整えながら、研究されている食品や成分を正しく理解することです。
食事は花粉症治療の代わりではありません。症状が強い場合は医療機関への相談や、薬・点鼻薬・目薬などの選択肢も含めて考えましょう。
腸内環境と花粉症の関係
腸には多くの腸内細菌が存在し、腸管は体の免疫機能とも深く関わっています。近年は、腸内細菌の構成や代謝物とアレルギー疾患との関係について研究が進められています。
ただし、「腸内環境を整えれば花粉症が改善する」と単純に結論づけることはできません。食事、生活習慣、体質などを含めて考える必要があります。
食事 × 腸内細菌 × 免疫
発酵食品を取り入れる
発酵食品は、毎日の食生活に取り入れやすい食品です。花粉症への効果を断定するものではありませんが、食事の幅を広げる選択肢として考えられます。
ヨーグルト
乳酸菌やビフィズス菌を含む商品があります。菌株や含有量は商品ごとに異なります。
納豆
発酵大豆食品。たんぱく質や食物繊維も含み、普段の食事に加えやすい食品です。
味噌
日本の代表的な発酵食品。塩分にも配慮しながら、汁物などで取り入れられます。
食物繊維を意識する
食物繊維の一部は腸内細菌に利用されるため、腸内環境を考えるうえで重要な食品成分です。特定の食品に偏らず、複数の食品から摂ることを意識しましょう。
野菜・豆類
葉物野菜、根菜、大豆、豆類など。主菜・副菜に取り入れやすい食品です。
海藻・きのこ・全粒穀物
わかめ、ひじき、きのこ、玄米、オートミールなども食物繊維の摂取源になります。
花粉症の時期におすすめの食事の組み立て方
「何を1つ食べるか」より、食事全体を整える
主食、魚・肉・卵・大豆製品などのたんぱく質、野菜・海藻・きのこ、発酵食品を無理なく組み合わせるのが基本です。
- 主食:ごはん、パン、麺など
- 主菜:魚、大豆製品、肉、卵など
- 副菜:野菜、海藻、きのこなど
- プラス:ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品
花粉症の時期に避けたい・注意したい食事
「この食品を食べると花粉症が悪化する」と一律に決めつけるのは適切ではありません。ただし、体調を崩すほどの飲酒、偏った食事、食べ過ぎなどは避け、日々の体調を見ながら整えることが大切です。
特定の果物や野菜を食べた後に口・唇・喉などに違和感が出る方は、次の「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)」にも注意してください。
花粉症の人が食べ物で注意したいPFASとは?
PFAS(花粉-食物アレルギー症候群)は、特定の花粉に感作された人が、花粉のアレルゲンと似た構造をもつ一部の果物・野菜などを食べた際に、口や喉のかゆみ・違和感などを生じることがある反応です。
症状が出る食品や程度には個人差があります。食後に繰り返し症状が出る場合や強い症状がある場合は、自己判断で続けず医療機関へ相談してください。
花粉症と乳酸菌
乳酸菌には多くの菌株があり、アレルギーや季節性の鼻症状との関係が研究されているものがあります。研究結果は菌株ごとに異なるため、「乳酸菌なら何でも同じ」と考えないことが大切です。
花粉症とビタミンD
ビタミンDは魚類、卵、きのこ類などに含まれる栄養素で、免疫機能との関係も研究されています。花粉症との関係についても研究がありますが、食事やサプリで摂れば誰にでも同じ結果が得られるとは限りません。